教員は休みにくいと感じていませんか?
休みにくいですよね実際。
年休を取っているのに出勤している幽霊がいたりする職場です。
本当に違法(笑)。
この記事では、休みにくいなと感じている先生方へいくつかの解決策を提示します。
転職したりも手ですが、僕は教員の安易な転職はおすすめしておりません。
理由については以下の記事で解説しておりますので、気になる方は合わせてお読みください。
さて、この記事では、休みにくい教員のために『休みを取る技術』を紹介します。
行動面、メンタル面からそれぞれ解説しますので、お困りの方はぜひ試してみてください。
- 仕事を休むことについて、法的な考え方をお伝えします。
- 休みを取りやすくなる技術を紹介します。
- 休みを取りやすくするメンタル管理の方法をお伝えします。
仕事を休むということ
まず仕事を休むことは労働者の権利として認められています。
例えば年次有給休暇略して有給。
労働者であれば、働いた日数に対して年次有給休暇が付与されます。
それを使うことは、基本的に無条件でできます。
なので、休もうと思えば、我々は簡単に休めるのです。
ところが、へとへとで休みたいと思っているのに教員の有給消化は非常に少ない。
なぜなのか、いくつかの理由を言葉にしてみます。
- クラス担任を持っていて保護者から連絡が来る
- 授業をつぶすわけにはいかない
- 他の教員が休まないから休めない
こんな感じでしょうか。

考えはいろいろだと思いますが、まあ多くの場合、雰囲気と責任感から休めなくなるのです
休みを取るための具体的な技術
では、ここからは休むための具体的な技術を紹介しておこうと思います。
まず、休むことはいつでもできます。
教頭に苦言を言われようが、同じ学年の教員から責められようが、休むことは労働者の権利なので、できます。
休みを取ると必ずと言っていいほど嫌味を言ったり、自分はすごく働いていると自慢してくる人がいますが、どうでもいいことです。
しかし、いつもなにかが引っかかり休めないのです。
この時、2つの休みを取る技術を身につけましょう。
休みを取ることのハードルを下げる
まずは自分の中にある休みをとるためのハードルを下げます。
大きく2つあって、管理職へのアプローチと、同僚へのアプローチが重要です。
管理職には、休みをとった職員がいた場合、組織を回す責任があります。
なので、教頭先生に「休みたいのですが、自習監督等割り振りお願いしていいでしょうか」
という言葉を準備しておきましょう。
普段から管理職となかよくしておくことも効果的です。
もう一つは、休んだ際に同僚にサポートをお願いすることです。
これは他の教員が休みを取る際に、自ずからそれを手助けしたりするなかで醸成できます。
長く教員をやっていると、体調不良や不慮のことで休みを取ることもあります。
そうしたとき、「あいつのしりぬぐいをするなんて嫌だな」と、休んだ教員を責めるのではなく、
チームで支えあおうと率先して、相手を助ける姿勢を持っておくことです。
結果的に、自分の行動が、自分を休みやすくしてくれます。
つまり、休みやすくなるための技術として重要なのは職場内でのコミュニケーションなのです。
休みを取る必然性を身につけておく
もう一つは、休みをとる必然性を身につけることです。
子どもの行事とか、結婚記念日とか、家族がいるといろんな言い訳ができます。
実際、僕自身も結婚してからの方が休みやすくなりました。
教員は家族や子どもに対して理解のある人が一定数いるので、結婚してしまうのはけっこういい手法です。
普段から子煩悩や、家族愛を前面に押しだしていくのもいいですね。
ただし、これらの手法は一朝一夕で身につくものではありません。
結婚も思い立ってすぐってわけでもないですし。(一応結婚に興味あるけど何からしたらいいの?という人向けに、記事の最後に教員の結婚についての記事リンクをはってあります。)
なので、僕が推奨するのはメンタル面で休むことに対してのハードルを下げる方法です。
休みを取るための心の持ちよう
まず第一に、なぜ休めないかをもう少し深堀しましょう。
理由は、同僚や管理職、生徒、保護者に嫌われたくないからではないですか?
休めば「あいつは仕事をしない」と負の評価をされてしまうと思っているから休めないのではないか?
実際、学校の仕事なんてほぼ大したことのない業務です。
1日自分が休んだところで、会社は倒産しないし、死人も出ない。
仕事の特性上、毎日金銭授受があって生活に直結するような仕事ではないので、教員って休みやすい職業の一つなんです。
なので、重要なのは「他人なんてどうでもいいから休もう」という考え方です。
なんてとんでもない考え方なんだ、と思うかもしれませんが、教員は同調圧力や相手をおもんばかる雰囲気が強すぎます。
聖職者で、志をもっているからこそ、仕事を休まない人もいますが、
多くの教員は職業選択の一つとしてその仕事を選んだわけで、しょせん仕事の一つなのです。
ならば、嫌われる勇気をもって休んだ方がいい。
特に体を壊しそうな人ほど。
教員は嫌な奴でいい
そもそも、教員は嫌な奴なのです。
指導とは嫌なことを言う場面が多いです。
嫌われてもやるべきことをやるって、教員なら誰しも指導教官から教わったんじゃないですか?
だから、あなたも嫌な人として休んでいいのです。

今まで出会ってきた中で、本当に人間的に素晴らしいという教員が3人おります。
みんな病休を経験しています。(僕もですけど)
人間的に素晴らしい人に、教員は向かないと常々思います。
残念なことです。
ただ、働きすぎて病気になるくらいなら、休んだ方がいい。
これは絶対です。
で、そうはいってももう疲れてぼろぼろだから、転職したいという人もいますよね。
転職を考えている場合、まず休んでからにした方がいいです。
教員が転職をすると、大きく年収が下がります(体験済み)。
教員は福利厚生含め給与待遇はめっちゃいいので、安易に辞めるのはもったいない。
いや、それでももう働くのは限界!という方は、僕が転職支援で使用したサービスを以下の記事にまとめておりますのでご覧ください。
ただ結局収入を増やしたくて、また教員に戻ったんですよね。
だから本当に安易に辞めない方がいいというか、やめるにしても転職エージェントをしっかり絡めて、給与面の条件をきちんと詰めた方がいいです。
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