職員室の机を見渡したとき、なぜか大量のペンを持っている先生がたくさんいますよね。
しかも、陶器のコップ等にペンがまとまって入っていて、ホコリを被っているなんてこともよくあります。
デスクの中を見てみると、引き出しにはペンが数十本入っていて、事務室からもらってきたのでしょうが、すでに使っておらずペン先が乾いているなんてことも・・・。
学校の先生にとってペンは最高の仕事道具だと思います。しかし、使わないペンや整理されないペンたてが、逆に机のスペースを圧迫していて、仕事をしづらくなってはいないでしょうか。
なんか仕事がうまくいかないなと思ったときこそ、使うペンを整理してまとめることが大切です。
今回の記事では、学校の先生含め、社会人の皆さんにおすすめの筆記具を紹介します。
自分の手に馴染む筆記具に出会うと、アイデアが浮かびやすくなったり、書類の作成や添削、サインが楽しくなります。
また、学校の先生にとっては最も重要な一方、やりたくない仕事に入るであろうテストの丸つけを簡単にするペンも紹介したいと思います。
この記事のおすすめポイント
仕事が楽しくなるペンがわかります。
そして、ペンは2本で十分なことがわかるので、いらないペンの選別ができます。
結論、このペンがあればOKです。
上記一本で大体のことはできてしまいますが、もう一点以下の万年筆があれば採点の苦しさからは解放されます。
そもそもペンに何を求めるか ボールペンのご説明
紹介したペンがなぜ良いのかというと、僕がペンに求めているいくつかの問題を解決できるからです。それは以下のリストのようになります。
- 社会人の装備品として、装飾性と使いやすさを両立する。
- 替え芯などが容易に入手可能であり、手入れが楽
- 手になじみ、書いていてストレスが少ない【書き心地】
という3点を重要視し、上記のペンにたどり着きました。
まず、社会人の装備品という点です。
僕も営業ばたけが長かったので、お客さんが自分のどういったところを見ているかは承知しています。ほとんどのお客さんが、最初の第一印象で全てを決めているなあと確信しています。
第一印象を決めるのは、身だしなみです。靴、ネクタイ、スーツ、洗顔や髭剃り。清潔感と社会人らしい凛々しさがあるかないかで、お客さんの印象は大きく変わります。
これは学校でも同じで、やはり身だしなみに気を遣っている先生は保護者受けもいいです。
そんな時、できる社会人を演出するキーになるのが、ペンなのです。
営業の長い人ほど、ペンにこだわっている印象を受けます。僕の先輩も、ペンはモンブランを愛用していましたが、ペンの話でお客さんと盛り上がっている様子を何度も見てきています。
この人は仕事道具にこだわっているなと、少しでも感じてもらえると、印象も良くなりますし、自分のモチベーションも上がります。
かっこいいペンで仕事をするってすごい大切なんですよね。
今回紹介しているパイロットのウッド軸4色ボールペンは、比較的入手がしやすく、マッドブラックの質感が高級感を演出しています。持っているだけで、こだわってペンを選んだのがわかるでしょう。
しかも値段も手頃なんですよね。
筆記用具は沼が深く、高いものになると数万円になるものもありますが、価格はそこまで重要ではないと思っています。プラスチックの少しチープな見た目のものから、ぱっと見で金属室だったり、テカリが少ない製品に変えるだけでも、印象がだいぶ変わります。
そして、替え芯の有無も重要です。
例えば、モンブランなどの高級ボールペンは、専用の替え芯じゃないと使えないということがままあります。この辺り、国内最大手のパイロット社の製品であれば、替え芯が入手できないことはまずありません。
そして、国産のボールペンは本当に書き味がよく、圧力をかけずとも文字が書けるのです。
よく社会人おすすめの一本としてLAMYのボールペンをおすすめするサイトもありますが、筆記具としての書き味は国産に劣ります。
総じて、パイロットのボールペンは完成度が高くおすすめです。
そして、ボールペンは4色のものを必ず選んでほしいと思います。
細いボールペンの方がかっこいいですかね?ただ、細いペンは総じて書きにくいです。
実はペンの描きやすさを決めるのは、手の収まり具合です。ペンは軸が太ければ太いほど、握りやすく、書きやすくなります。
よく、細くて軽いペンの方が書きやすいと紹介するサイトもありますが、太くて重心がブレないことの方が重要です。ペンの重さは、大きいものでも大した重量ではないため、むしろ重さより太さを意識していただきたい。
そういった意味では、三菱のジェットストリームなども非常に良いのですが、パイロットを選んだのは筆者の好みと、適度な書きやすさから選んでいます。ジェットストリームはぬるぬると書きやすすぎて、どうもなれなかったです。なので、ジェットストリームも選択肢としては非常に良いと考えます。
ただ、パイロットのウッド軸は、軸部分に木のグリップが採用され、この高級感がたまらないので、一番におすすめさせていただきます!!
概要は以下のリンクからどうぞ。
書きやすさを追求した万年筆
で、ボールペンに関しては上記にまとめましたが、ボールペンよりさらに書きやすさを求めると万年筆に落ち着きます。
正直、万年筆以上の書きやすさはどのペンでも出せないでしょう。
ペン先に溜まったインクが生み出す若干の隙間によって、万年筆には筆圧という概念がありません。
まさに紙の上を滑っていく。そんな感じです。
で、筆記具の中ではボールペン以上の価格帯の幅が広いのも万年筆で、沼にハマると痛い出費となります。
僕もかつては万年筆沼にはまり、モンブラン、ペリカン、セーラー万年筆の特殊ペン先など、かなりの出費をしてきましたが、最終的に手元に残ったペリカンM800を使うたび、あの時沼にハマったのはむだではなかったと感じます。
高級感やインクを変えることで様々な色が出せることも魅力的で、大人になったら一本お気に入りの万年筆を持つことをおすすめします。
さて、学校の先生の場合、万年筆は採点で最強の効果を発揮します。
採点用のペンっていくつかあるのですが、どれもすぐにペン先がへたってしまい、使いづらいです。ボールペンは筆圧をかける関係で、100人分くらいの採点をしていると、すぐにインクが無くなります。
一方、万年筆は通常の使い方であればペン先がすり減ることはほぼありませんし、インクを瓶で買えば補充も簡単。総じて、採点のコストパフォーマンスが高いです。
僕は採点で腱鞘炎になりましたが、万年筆に変えたら治りました。というか今までの手の痛みはなんだったのか、というくらい、スルスル丸つけできます。
丸つけが苦痛で苦痛で仕方がない!という先生には、本当におすすめできますよ。それに、採点用のインクも、様々な選択肢があります。
万年筆インクは色の表し方が豊かで、赤色でも何百通りもの選択肢が存在します。僕はペリカンインクのマンダリンを使用していますが、赤みがかったオレンジ用のような質感で、温かみがあるので生徒からの受けが良かったです。
以下に、僕が愛用している採点の組み合わせ商品のリンクを貼っておきます。もしよろしければご覧ください。
で、そうすると個人的には愛用しているペリカン万年筆M800を推奨したいわけですが、高いんですよねー。いや、もちろんかっこいいしおすすめのペンなので、買ったら大満足の一品になることは間違い無いです。
しかし、万年筆を普段使っていない人がいきなり買うのはちょっとハードルが高過ぎるかなと感じますので、まず万年筆デビューには、プラチナ万年筆のセンチュリーシリーズを推薦いたします。
かっこよく、太いので書きやすく、色も落ち着いていて、入手しやすい。
国内の万年筆製造会社は、パイロット、セーラー万年筆、プラチナ万年筆の3強ですが、どの会社のぺんも総じて優秀です。
しかし、もし一本におすすめ万年筆を絞るならと悩みに悩んだ挙句、残ったのがセンチュリーでした。
コストパフォーマンスは最高のペンと断言できます。概要は以下にリンクを貼っておきますが、様々な装飾を選べるペンでもあるので、自分に合った色やデザインを選んでいただければ幸いです。
まとめ
ペンは2本あればいい。かつての僕自身も、筆箱いっぱいに様々なペンを保有していましたが、総じて管理の手間や、使わずに放置しているペンがあり、使い勝手を下げていました。
今は、パイロットの4色ボールペンと万年筆しかデスクにないので、そもそも筆箱を持っていません。ペンを無くしたり、ホコリをかぶるなんてことも無くなりました。
人によっては、製図用にもう一本ペンが欲しいなど、ニーズは多様だと思いますが、ペンは先生にとっては最高の仕事道具であるわけですので、大切に使える相棒のような品を探すことをおすすめしたいと思います。
教員はストレスの多い仕事ですが、自分の書く文章や道具に愛着が持てると、自然と仕事にも良い成果が出てきますよ。
今回紹介したペンの商品ページへのリンクを貼っておきますので、もしよろしければ覗いてみてください。
また、以下の記事で学校の先生向けのパソコンや仕事術などをまとめていますので、今回の記事と合わせてご覧いただけますと幸いです。
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