スーツを大事に扱っていても、虫食いが出てしまうことはどうしてもあるものです。
普段からブラシ、スチーマー、虫除けなどの対策をすることである程度は防止できますが、
ウールを食べる虫って小さくてわからないんですよね。
気づいたら食べられているケースがほとんど。
で、小さい虫食いなら目立たないこともありますが、裏地が見えてしまったりして、明らかに穴があるなって見えやすいんですよね。
特に、ダークネイビーやチャコールグレーなどの黒っぽい色は、
結構穴が目立つのですよ。
筆者もスーツが好きで、オーダーすることもありますが、古着のスーツを買うこともあります。
その時、スーツの虫食いに気が付かなかったりするんですよね。
今回は、スーツの虫食いについて、かけつぎでなおせるのかどうかを紹介したいと思います。
結論、直径1cmくらいの穴であれば、十分なおすことができますよ。
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スーツのかけつぎとは
スーツを着ていると、傷がついてしまうことがありますよね。
多くの場合股が擦れてしまったり、引っ掻き傷のようなものができることがあり、生地の織りかたに剃っているなら、比較的綺麗になおすことができます。
が、痕がどうしても残ってしまうのが悩みものです。
そこで、かけつぎという方法を利用することがあります。
かけつぎ(かけはぎ)は、洋服にできてしまった穴や傷、破れを修復する特殊な職人技術です。
この技術では、同じ生地(共布)を使い、一本一本の繊維を組織通りに織り込むことで洋服を蘇らせます。
破れ箇所の周囲の繊維と融合させながら、できるだけ元の状態に近づけて修復する修繕技術です。
めっちゃきれいになりますので、穴があったことに気づかないほどのきれいさになることも。
素晴らしい技術なのですが、最大の問題はできる職人さんが少ないということです。
今回は、実際にかけつぎをお願いしてきたので、どのくらいの費用感なのかを紹介したく思います。
筆者が試したかけつぎ
筆者が試したのは、「ママのリフォーム」様のかけつぎです。
ママのリフォームは、百貨店などに入っていることも多い洋服のリフォーム店ですが、価格に対しての出来栄えが大変よく、コスパのいいお直し屋さんです。
全国展開していると思いますので、身近にある!という人も多いのではないでしょうか。
で、筆者が直したのは、メルカリで購入したバーバリーのスーツです。
大変きれいなお品だったのですが、肩部分に1cm程度の虫食いあながありました。
早速、かけつぎをお願いしたところ、職人さんに送ってからの見積もりになるとのことでした。
リフォーム店では、店内でお直しをしてくれるところもありますが、かけつぎの場合職人さんに送って、見積もりを出してもらうとのこと。
大体2週間くらいで見積もり連絡がきまして、価格は八千円程度でした。
ものによっては、数万円となるケースもあるそうなので、比較的安く済んで助かりました。
繁忙期とのことで、完成までには一月程かかるとのこと。
かけつぎはとにかく時間がかかるイメージですね。
考えている場合は、早めに頼んだほうがいいでしょう。
ちなみに、かけつぎにはスーツに付属するともぬいようの布を使用します。生地の一部ですね。
生地の端切れは捨てないようにしておきたいですね。
中古で買ったスーツの場合、布が付属していないことも多いので、その場合はパンツから布を取ることが多いです。
スーツのかけつぎは自分でできるのか
結論、できないですね。
職人さんと同等の芸当は無理なので、やる場合は自己責任ですが、修復用のテープととも縫い用の布で、目立たなくすることはできるようですね。
穴の接着方法を解説している方がおりましたので、リンク貼っておきます。
すごいっすね。
ただ自分でやるとなると、うまくいかなかった時が怖いです。
今回はスーツのかけつぎについて紹介しました。
虫食いや穴であきらめるのは勿体無いので、ぜひ考えてみてください。
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