教員も副業ができます。
雇用形態別に許可が必要になりますので、まずは下記一覧表で確認しましょう。
学校区分 | 勤め方 | 副業はできるの? |
公立 | 常勤の教諭・講師 | 申請し許可された場合可能だが制限がある |
公立 | 非常勤講師 | 可能 |
私立 | 常勤の教諭・講師 | 私立学校の就業規則による |
私立 | 非常勤講師 | 私立学校の就業規則によるが可能な学校が多い |
教員は勤務時間が長く、副業に当てる時間の確保は容易ではありません。
しかし、先生の中には非常勤講師をしつつ、常勤の時に近い収入を得ている方もいます。

教員の副業についてはあまり話題に上がりませんが、
今後働き方を変えたりした際に取り組んでいたことがプラスになることもあります。
興味のある方はぜひ調べてやってみましょう
筆者も教員ですが、現在は副業許可を得た状態でこちらのブログを執筆しております。
無断での副業は、特に公務員の場合には厳しく処分されることも考えられます。
内容をよく確認し、やっていくようにしましょう。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- 教員が副業を始める際に気をつけること
- おすすめの副業と始め方
公立学校の職員は地方公務員
公立学校の先生は地方公務員になります。
よって、地方公務員法の規定に従う必要があり、原則副業は禁止です。
ただし、任命権者から許可を得た場合は可能となります。
教員の任命権者というのは、地方教育委員会になります。
副業として許可されやすいものには、教育に関係のあるもの(教育関連書物の発行や、教員むけ研修の補助スタッフなど)は許可されることがあるようです。
多くの場合、副業が認められるケースは少ないので、【公立の先生が副業をするなら投資がおすすめ】です。
特に、ハイリスクなギャンブルではなく、長く長く積み立てていくようなものがおすすめです。
非常勤講師や私立教員なら副業OK?
非常勤講師は副業は可能です。
学校を掛け持ちしている先生も多いですし、塾講師を合わせてしている方もいますね。
私立の場合そもそも就業規則に副業規定がない学校もあります。
副業を行う場合には、校長先生には相談しておくのが良いでしょう。

副業をしている先生の中には面白い経歴の方もたくさんいます。
僕もブログをやっておりますが、不動産投資や、ユーチューバー。
さらに大学で研究員としてバイトしている方もいます。
面白い働き方だなと思いますね。
副業をするなら不労所得を目指す
副業というと、アルバイトやウーバーイーツなどがすぐに思い当たるかもしれません。
しかし、こうした副業は時間を切り売りしているだけで、本業と一緒に取り組むのは無理があります。
例えば、ウーバーイーツで土日だけ稼ごうと思っても、土日をフルで使わなければ大した稼ぎになりません。
疲労も溜まり、自分の時間がなくなります。
大切なのは、不労所得を作ることです。
つまり、自分が作業していない時間も働いてくれるシステムを作ることです。
ただでさえ時間のない教員に、これ以上時間を使うことは不可能でしょう。
なので、時間をお金に変換するのではなく、コンテンツを蓄積するタイプの副業に絞って紹介します。
注意点として、以降紹介するものは、教育委員会または所属学校の許可が必要になります。
万人におすすめできるものではないので、十分注意して読み進めてください。
教員におすすめの副業
ここでは教員におすすめの副業を紹介していきます。
まず、先に紹介した通り、副業として申請が必要なものかそうでないかを確認しましょう。
公務員にも投資は認められていますので(勤務時間中の取引はNG)、
自分に合ったものを選択していくことがおすすめ。
ここでは、僕が実際に体験したもので、良かったものをまとめていきます。
資産運用
資産運用は公務員でも始められる、本業とは別のお金稼ぎです。
日本政府も貯蓄から投資へのコンセプトのもと、iDeCoやNISAなど税制優遇される制度を作っています。

資産運用は、元手となる資金こそ必要ですが、
公務員でも実践可能です。
安全な運用を心がけ、長期的な視点で始めることをおすすめします。
資産運用は、株式や債権、不動産、投資信託、FXなど様々なものがあります。
おすすめなのはローリスクローリターンな、株式の長期保有や不動産などです。
以下のページでそれぞれの資産運用方法について詳しく解説しています。
ブログ運用
一つ目はブログです。
僕もブログから収益を得ています。
月に1000円から5000円くらいですが、バカにできない収益です。

初めはお小遣い稼ぎぐらいでもいいと思います。
コンテンツが蓄積していくと、自分の財産ができたようで嬉しいです。
また、文章を作ったり、タイピングのスキル向上にも役立ちます。
教員がブログを立ち上げる方法や、おすすめのサーバー、ドメインなどは以下の記事にまとめています。
僕は非常勤講師をしている時にブログを初めました。
非常勤講師の場合収入が安定しなかったので、少しでも稼ぎたかったのが理由です。
結果として、自分で調べたことをまとめたり、発信する良いプラットフォームになりました。
今後も継続していこうと思います。
ブログを始めて1年ほど経ったところで、ようやく月1000円程度の収益を上げることができました。
収益化するのは大変ですが、初期費用が低いので、始めやすいのが利点です。
せどり
次に紹介するのはせどりです。
こちらに関してはまだ挑戦が甘いので明確なことは言えませんが、現在勉強中です。
せどりはビジネスモデルが非常にわかりやすいです。
安く買って高くうる。
これだけです。
それが難しいのも事実ですが、
- ディスカウントストアで仕入れる(メガドンキなど)
- 海外サイトで輸入した商品を販売する(Amazon、アリババなど)
という方法について、実践事例を増やしているところです。
参考にした書籍のリンクを紹介しますので、興味のある方は一読することをおすすめします。
かつてはヤフーオークションなどでの販売が主でしたが、
現在はメルカリ、ラクマなど販売方法が増えており、参入はしやすいと思います。
一方、古物取扱や、薬事法など、法律の禁止事項の抵触する場合もあります。
販売方法や販売するものについては、しっかり勉強することが重要です。
また、ポケモンカードやガンプラなどは、高額転売が問題となっています。
せどりについても、ローリスクローリターンなものから始めるのが良いと考えます。
税制について意識する
副業を始めると同時に、税制のことを学びましょう。
副業の場合、収益が出たら確定申告する必要が出てきます。
取らぬたぬきの皮算用と思わず、必ず準備しましょう。
副業するとき確定申告は必要
まず覚えておいてほしいのが、副業で数円でもお金を得た場合、確定申告が必要です。
副業で得た所得は雑所得扱いとなり、課税対象となります。
雑所得は、年間20万円までは所得税に関しては申告の必要はありません。
しかし、住民税に関しては申告義務があります。
住民税の申告は、確定申告をしない場合は役所にて手続きの必要があります。
総合的に考えると確定申告した方が楽です。
副業を始めると決めた時から、確定申告のやり方についても学んでおきましょう。
副業について調べることは退職後の生き方を考えるのに役立つ
定年年齢の引き上げにより、教員として長くはたらけるようになりました。
しかし、教員は体力をものすごく必要とする職業。
正直、病気なく定年までやり切れるかは不安が残ります。
僕は副業について勉強を始めたきっかけ、非常勤講師時代に少しでも手取りをあげたかったからです。
ですが、結果的には将来どんな仕事ができそうかを考えるスタートになりました。
現状を変えたいと思っている人は、
- まずいまの状態で何ができるのか
- 将来どんな自分でありたいのか。
という2つの視点を持って、自己研鑽をしてみることをおすすめします。
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