教員から転職する理由。面接での説明の仕方を紹介します。好印象を持ってもらう方法と失敗事例まとめ

結論、転職理由の伝え方で転職の難易度は大幅に変わります。

伝え方を間違うと、その時点で落選ということもあるのが転職市場です。

今回の記事では、教員の転職理由および、面接や職務経歴書などでのまとめ方を紹介します。

教員から転職する理由はさまざま

教員という職業は、多くの人にとって憧れの存在です。

しかし、教員になってみると、想像していたよりも大変な仕事であることに気づく人も少なくありません。

教員から転職する理由は人それぞれですが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

• 給与や待遇の不満
• 教育現場のストレスや負担
• 自分の専門性や能力を活かせない
• キャリアチェンジやスキルアップの希望
• 仕事とプライベートのバランスの悪さ
• 学校や教育委員会との方針の違い

実際にはネガティブな理由もポジティブな理由もあるわけですが、転職する場合は面接でいかに理由を伝えるかが非常に重要です。

教員から転職する理由の伝え方ポイント

教員から転職する場合、面接で最も重要なポイントは、転職理由を明確に伝えることです。

ただし、転職理由を伝える際には、以下のことに注意しましょう。

• ネガティブな理由は控える
• 転職先の企業や業界に対する興味や関心を示す
• 教員として培った経験やスキルをアピールする
• 転職後のビジョンや目標を述べる

これらのポイントを踏まえながら、新しく挑戦をしたい！という気持ちが伝わるような面接をすることが重要です。

良い伝え方の例

例えば、以下のような回答が好印象を持ってもらえるでしょう。

「私は、教員として10年間勤務してきました。教員として働く中で、子どもたちの成長を支えることにやりがいを感じていました。

しかし、同時に、教育現場では自分の専門性や能力を十分に発揮できないことに不満を感じるようになりました。

私は、英語教育に関心があり、英語検定1級やTOEIC900点などの資格を取得しています。

そこで、英語を活かせる仕事にチャレンジしたいと思い、転職を決意しました。

貴社は、英語教育サービスのリーディングカンパニーであり、高品質なコンテンツやサービスを提供していると知りました。

私は、貴社で英語教育に関わる仕事ができれば、自分の経験やスキルを活かしながら、新しい価値を創造できると考えています。

転職後は、貴社のビジョンに沿って、英語教育の普及や向上に貢献したいと思っています。」

このほかにも、

• 現在任せていただいたプロジェクトを達成し、さらなる挑戦がしたくなった。
• 教員をする中で進路指導を通じて、この業界に興味が湧き挑戦したくなった。
• 別業界から教育業界にアプローチし、自分が理想とする成果を出したい。

などいろいろ言えます。

重要なのは、あんまり大仰なことを言わないことですね。

転職面接の場合、多くの試験官が、転職希望者たちが上記のようなポイントを押さえて面接に臨むことをわかっています。

そうすると、嘘ついてるとわかっちゃうんですよね。

なので気持ちを作るというか、あくまで前向きに、その一方で等身大で挑むのが大切ですね。

悪い事例

一方、以下のような回答は失敗事例と言えます。

「私は、教員として5年間勤務してきましたが、もう限界です。

給与は安くて上がらないし、生徒や保護者からのクレームは絶えないし、学校や教育委員会からの圧力もかかるし、ストレスがたまりすぎて体調も崩しています。

そんな環境で働くのは嫌になりました。貴社は、教員よりも給与が高くて待遇が良いと聞きました。

それに、英語教育サービスということは、生徒や保護者と直接関わることも少ないでしょう。

私は、英語が得意なので、貴社で楽に働けると思いました。転職後は、自分のペースで仕事をしたいです。」

これはあからさまにダメなわけで、読んでいただいているあなたもすぐ「これはダメだろ」と思いましたよね。

愚痴ばかり言うような人に会社に来て欲しいって、採用担当者は思わないですよ。

なので、少なくとも「会社にとって貢献できるプラスの人材」という印象を作らなくてはいかんわけです。

ところが、前述した通り面接官もわかっていて、

「教員という仕事は非常につらい職業とよくニュースでも見聞きしますが、あなたにとってどんな仕事ですか」

とか聞いてくるわけですよ。

そうするとポロッと、給料はそんなに悪くないけど残業多くて最悪です！とか口が滑ることもあるかもね。

という感じで、結構痛いところをつかれるケースもあります。

こうした時には、「自分にとっては使命感を持って働ける仕事で・・・」とか切り返せばいいのかな。

とはいえ、教員の仕事を持ち上げ過ぎれば、じゃあなんで辞めるんだよ？という質問を誘発しやすいわけで。

塩梅が重要ですね。

教員からの転職理由の具体例

以上のように、教員から転職する理由は、面接での説明の仕方によって、印象が大きく変わります。

面接での説明の仕方を工夫して、好印象を持ってもらう方法を紹介しました。

教員から転職する際には、ぜひ参考にしてください。

いかに僕自身が転職の際に話した転職理由をまとめます。

僕はサービス業界の提案営業職へ転職をしましたが、その際にはエリアのマネージャーさんと最初に面接しました。

企業規模によっては、1回目から人事部の偉い人が来ることもあるので、緊張します。

転職理由

私は教育業界で、７年間担任として勤務し、うち後半の３年間は学校のビジョン策定や、運営規格に関わるチームのリーダーとして働きました。

大変充実しており、自分のスキルを大きく伸ばすことができました。

一方で、学内での提案や企画をする中で、より自分の企画力や提案力を伸ばして、収入を上げたいと考えるようになりました。

学校での給与は安定しておりますが、自分の提案力を伸ばすことと、成果を評価する人事制度を行なっている貴社でさらに頑張りたいと思っています。

みたいなことを言いました。

評価がどうだったのかはわかりませんが、最終的に内定を頂いたので間違ったことは言ってなかったんでしょうね。

とはいえ、最初は結構給与の不満とかを話す感じになってしまって、それを転職エージェントで矯正してもらったんですよね。

やっぱり第三者に聞いてもらわないと、自分では正しいと思ったことも、良い印象ではないということがあるんです。

なので、いかに紹介する転職エージェントはぜひ利用して、十分に準備して面接に臨みたいですね。

教員からの転職理由は前向きに語ろう

転職理由はさまざまです。

経験上、パワハラやブラック労働で辞める先生もたくさんいます。

しかし、転職先にはプラスの印象で挑むというのが大切です。

教師のバトンなどをみていると、ついつい不幸自慢みたいになってしまうこともある教員という仕事。

客観的に、評価の得られる転職理由を作り上げましょう。

今回紹介している転職エージェントの口コミや、教員の転職に関する情報のまとめ記事は以下の通りです。