英語が嫌いな生徒さんって多いですよね。僕も嫌いです。英語の先生ごめんなさい。
今回の記事は、英語が必要って言われ続けているんだけど実際どうなの?英語がないと将来困るの?という問いにお答えできればと思っています。
筆者は英語嫌いで、今まで英検もTOEICも受けたことがありません。その上で、自身も就職活動や転職、進路指導等を行ってきましたので、無くてどうだったのかという点については明確にお答えできます。
では、今回の記事の結論です。
年収500万近辺を狙うなら無くても全然大丈夫。それ以上の年収の職に就きたいなら、あったほうが得
ということで、想定年収から逆算する形で記事を仕立ててみたいと思います。
今回の記事ですが、次のような構成になっています。
- そもそも英語ができるってどういう状態?
- 英語ができない私の年収公開
- 求人に英語必須の会社は多いが、あなたが相手にしたい人は誰かが大切
- まとめ
では早速語っていきます。
そもそも英語ができるってどういう状態?
そもそも英語ができるってどういう状態なのでしょうか。実際にクラスの生徒に聞いてみると、
「英検で準1級くらいあればいいんじゃないの?」
「TOEICで800点とかとればできるんじゃないの」
という、なかなか具体的な回答が出てきました。入試改革等の影響か、子どもたちは英語ができることに対して非常に敏感です。
では、英語の先生に聞いてみます。英語の先生は、英語ができるってどういうことだと思いますか。
「英語で簡単なコミュニケーションが取れることだと思いますよ」
では、あなたは英語はできますか?
意地悪な質問かもしれません。あなたが英語の先生なら、割と多くの先生が「できません」っていうんじゃないでしょうか。
実は、日本の英語の先生は、英語でのコミュニケーションや喋りが苦手な人もたくさんいます。もともと、日本の英語教育は、文法理解とか、日本語で英語を解説することに力を入れてきました。
以前、英語の勉強についての記事を書いたことがあり(リンクは下に貼っておきます)、その中で、英語で思考できること、という話が出てきました。
英語を身につけたい人のための学習法_オンラインや書籍検討。留学は不要?
英語が使えるということは、日本語を使わずに英語を思考する事だと僕は考えます。
つまり、『この人にりんごを売りたい。リンゴはapple。今回は、これが甘くて美味しいことを言いたいから・・・』みたいに、表現方法を日本語でまとめてから英語を用いる、というのは、多分コミュニケーションとして遅いので、英語使えない人の部類になるのかもしれません。
ちなみに僕は英語ができない上に単語がよくわからんので、できないの最底辺レベルにいるかもしれません。けれど、文脈を読む能力は割と高いので、なんとなくで意味がわかるケースがままあります。
さて、あなたは英語ができる人でしょうか。
英語ができない僕の年収公開
さて、僕は学校の正規の先生でしたが、体壊してやめました。で、今は民間でちょろちょろ働きながら、非常勤講師の仕事をいただいて、副業的にやっています。
正規採用だったときは年収はおよそ500万円くらい。地方としては結構高い部類に入ります。
これは教員あるあるで、教員の給与は安定していてしかも高いのです。ワークライフバランスはガチャ要素あります。僕はもともと能力高い人ではないわけですが、ガチャもダメでしたよ。
で、今はどんなもんかといえば、年収400万くらいです。それで、家族を養っています。
そんなの生活できないでしょって思われる方もいるでしょうか。ただ、物欲に支配されずに普通に暮らすと、貯金もできます。要は、収支管理の問題です。
日本の平均賃金がいよいよ韓国等を下回り、423万円(2020年時点)ですから、400万って大体平均なんですよね。
だから、体壊してもまあ平均くらい仕事がありますよ、というのが日本のありがたいところですし、教員は人手不足なので、教員免許さえあれば仕事はあるんです。
教師オススメ。
なので、英語できなくても、生活に支障ない暮らしは可能です。週末には外食行ったり、たまに旅行もいけます。僕はそもそもインドア派なので、休みはネットフリックスで終わりってこともよくありますが・・・。
英語がなくても、それくらいの賃金は得られる。それが現状の日本なのかなと思っています。
求人に英語必須の会社は多いが、あなたが相手にしたい人は誰かが重要
英語よりむしろ、法律的にどうしても必要な資格の方が、給与には聞いてくるかもしれません。
例えば、専業業務がある社労士や、行政書士。教師も一つありだと思います。コスパ最強だと思うのは薬剤師ですが、これが取れるなら英語なんて平気のへいざか。
こうした、法律上有資格者でなければ業務ができない、という領域は絶対に仕事がないということはないので、それなりの給与の、それなりの待遇の仕事はできると思います。
ただ、あなたが誰を相手にしたいのかで、様相は大きく変わると思います。
例えば、教師は日本の子どもを相手にします。しかし、今後少子化が激化し、近隣諸国からの移民を募らなければならないなら、英語や中国語は、教師にとって必須になるでしょう。多分そう遠い未来じゃないです。
僕が暮らす地域でも、5年後の潜在的な子どもの数は現状の半分くらいになるなんて資産もあるので。
そうなった時、それでも『子どもたちに教育がしたい!』と思うなら、英語なり、自分が扱う言語を増やさざるを得ないと思うのです。
この記事を読んでいるのが、高校生なら、あなたが誰の役に立ちたいのかを、考えてみてほしなと思います。
日本で生まれ育つと、日本人の顔が浮かびやすいと思います。その中に、あなたが仕事で価値を提供したい人がいるなら、それをやればいいです。
一方、テレビなんかで日本以外の国に興味を持ったり、実際に現地に行ったりして、そこで働いてみたいとか、日本以外の文化領域で、価値を生みたいと思うなら、英語を用いて活動すればいいのです。
要はスキルでしかないのです。英語は。
年収は高ければ高い方がいいと、多くの人がいいます。しかし、僕はそう思いません。僕は高い年収を目指した結果、慣れない管理業務で体を壊して、今があります。
今は非常に充実しています。休みが多くて暇すぎるくらいだけど、管理業務で毎日陰鬱になっていた頃からすれば、笑顔で働いていると思います。
あなたがそう働きたいか、そこを考えましょう。年収をとにかくベースにしてしまうと、苦しくなります。生きていける賃金というのは、意外に少ないかもしれませんよ。
幸福を第一にしていこう。
ちなみに、英語があれば求人は多いですよ。実際に転職活動していた時に、リクルートのエージェントさんに色々相談に乗ってもらえましたが、英語があればこの求人いいんですけどねーという案件はたくさんありました。
選択肢は広がるよね。
ただ、やっぱり僕は英語を使って仕事している自分の姿は想像できないので、多分今後も使えるようにはならないかな。
ちなみに、英語を本気で勉強したいと思ったらスタディサプリがオススメです、英語で考えるということが、英語を聴きまくる中でわかります。詳しい紹介記事は下記のリンクにあるので、やっぱ英語はいるかーと思った人はどうぞお読みください。
英語を身につけたい人のための学習法_オンラインや書籍検討。留学は不要?
今回は、高校生等の将来を見据えた方向けに記事を書いたつもりです。このほかにも高校生向けの内容を以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
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