今回紹介するのは、心の病で全てを失った教員のお話です。
学校の教員を続けていくのが苦しい!そう感じる方には、似たような状況があると推察されます。

僕は8年間の教員生活の中で、パワハラや長時間の残業で、何度か心を病みかけましたが、転職して最高に幸せになりました。
教員の中には何度も職場復帰を試みるも、どうしようもなくなってしまった方がたくさんいます。
僕はそうならずラッキーでしたが、教員を続ける限り、同じ事になるリスクは常にある。
今回は、教員が心を病んでしまう実際の事例を紹介しながら、『教員をやめて転職し、幸せになること』をテーマに、記事を作っております。
この記事は以下の方におすすめです。
学校の教員を続けていくのがつらい!この先も続けていく自信がない!
苦しい職場環境から逃げ出す方法を知りたい
では、まいります。
心の病で全てを失った教員
※実際の体験談を、個人が特定できないよう複数事例をおり混ぜて再構築しています。しかし、心を病んでどうしようもなくなるパターンは、どれも似たようなものです。
教育に対して大きな希望も持っていた彼の場合
子どもが好きで、子どもの成長を支援したいという強い希望を持って教員を目指した。
教員採用試験には2年連続で落ち、3年目でようやく教諭として採用が決まった。
教員採用試験に挑戦し続けたのは、応援してくれる両親の期待に応えたかったから。
教諭として仕事ができると決まった時はめちゃくちゃ嬉しかった。
ただ、入ってすぐに希望が崩れ落ちていった。
赴任した中学校では、誰もやりたがらないテニス部の顧問に決まってしまっていた。
あとで知った話だが、誰もやりたがらない部活を、新規採用者に担当させることが慣わしになっていたそうだ。
クレーマーとして有名な保護者がいて、専門の先生の指導がないからいつまで経っても強くなれない、お前がぐずで指導力がないからダメなんだと、何度も叱責を受ける日々。
担任になったクラスも、教育困難校ということもあり、まとめるだけで一苦労。
授業が成立せず、年配の先生から「君の学級経営が悪いから、私が授業ができない!」と、子どもたちの見ている前で叱責された。
どうしろっていうんだ・・・。
人のやりたがらない仕事がどんどん押し付けられ、毎日朝6時に学校に来て、夜中の11時まで仕事をする日々が続いた。土日は保護者からの文句にさらされながら好きでもないテニスの指導。
心の休まる日なんて1日もない。
それでも1年続ければと思っていたが、ある時、ベッドから起き上がることができなくなった。
学校に行こうとしても吐き気が止まらず、悲しいわけではないのに涙が出てきていた・・・。
その後
彼はその後どうなったでしょうか。結論は学校に行けなくなりました。
その後、彼の状態に気づいた両親のすすめで医療機関にかかり、療養。精神疾患と、はっきり病名が着いたことで、休職扱いとなりました。
彼はその後、職場復帰をしましたが、結果的に再度療養、そして復帰を繰り返して、働くことができなくなってしまいました。
教員のメリット・デメリット
教員にはたくさんのメリットがあります。公務員であり給与が安定していたり、社会的信頼が高かったり。しかし、今回紹介した事例のように、非常に大きなデメリットも抱えています。
- 部活動指導に対してのサポートの少なさと押し付け合い
- 仕事のできるものにどんどん仕事がくる管理能力の不足
- クレーマーの保護者、または同僚との関係性
- 教育困難校ではそもそも指導が成り立たない
- 長時間労働
- 休職した場合のサポート体制の不足
このような異常とも言える大きなデメリットを抱えています。
前述した体験談は極端ですが、正直現場には似たような話があふれています。

はっきり言って続けるメリットが弱すぎます。僕は8年頑張りましたが、毎日やめたいなと思っていました。今は転職して、残業時間月8時間。土日完全休みで、すごく幸せ。
教員を続けるのが危険な理由
先日、文科省の調査結果が発表され、驚愕しました。
2021年度に「心の病」で1カ月以上休んだ公立学校の教員は、前年度比15・2%増の1万944人と初めて1万人を超えた。
文科省は、「心の病」が原因で休職した公立校教員5897人が、22年4月時点で職場復帰したかどうかも調べた。
41・9%(2473人)が復職した一方で、引き続き休職している教員は38・7%(2283人)、19・3%(1141人)が退職に至っていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/86a8b79de46caf2d8f6ef4550789fd8c9dabd2b7
教員を目指し、心の病を患って、復職しても、最終的に退職してしまうケースが非常に多い。
心の病になる人も多いですが、何より復帰後のサポートがまるっきりできていないことを裏付けるデータです。

自分が実際に心の病になったら・・・そして、それでも教員を続けていたらと思うとゾッとします。
どうやって教員を辞めるか
僕の個人的な意見ですが、自分の体験からも教員をやめたいと思ったらすぐに行動するべきです。
部活動の地域移動含め、ほとんど働き方改革が進まない。
教員の働き方が変わるまで、何十年とかかることが想定されます。
我慢して体を壊すくらいなら、自分が生き生きと働ける場所を探した方がいい。
では具体的にどのようにやめたらいいのでしょうか。今回は具体的なステップを紹介します。
ステップ1:転職サイトに登録する
まず、教員をやめる前に転職サイトに登録し、転職のための情報を集めましょう。
転職サイトには、企業の求人票や、転職準備を代行してくれるエージェント制度など、転職者のために必要なものが揃っており、ほとんどが無料で利用できます。
ステップ2:退職の準備をする(退職代行利用もあり)
転職先を探しつつ、退職の準備を進めます。
教員の退職は、校長に伝えれば進行していきます。退職の一ヶ月前に連絡すればOKですが、必要に応じて退職代行サービスの利用を検討しましょう。
ステップ3:転職後の生活を意識した転職先に就職する
自分の持っているスキルと、最終的にほしい年収、勤務地などの条件が合致する求人に応募し、転職を行います。
番外:スキルアップする
教員という職は、転職市場で全く優遇されません。
なので、必要なスキルを最短で身につけて転職するのも手段として有効です。
転職活動を実際にした身としては、現在最も効果があるのが、英語とプログラミングです。
おすすめサイト5選
ここまで読んでいただきありがとうございます。
教員からの転職について、高い関心があるあなたは、すでに転職までのハードルを一つ超えています。
さて、ここからは一つ宿題を出したいと思います。
今回は転職のためのおすすめサイトを紹介しますので、まずはこちらのサイトを実際にのぞいてみて、自分にピッタリ合うのであれば、ぜひ登録をしてみましょう。
転職は思い立ってもなかなか次の行動に移せないもの。ですが、転職サイトへの登録や、スキルアップを進めていけば、確実な成果を実感できます。
あと少しですので、ぜひ最後までお付き合いください。
転職エージェントサイト
20代から30代の転職に特化。一人一人のキャリアにあった面談で好評な【Being Carrer】をご紹介します。
ライフワークバランスを整えることも可能です。

未経験での求人に強く、教員におすすめです
実際に利用してみると転職エージェントの対応が非常に親切です。オンライン面談や電話面談を複数回実施し、かなり丁寧なサポート。
普段教員生活の激務でヘトヘトな身で、見ず知らずの転職エージェントに話をするのがすごい嫌だったのですが、心のこもった対応で逆に癒されました。
退職代行サイト
東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合です。 退職代行という労働問題において一般法人(株式会社など)と弁護士の強みを”唯一”持つ存在で、 労働者のために運営されている組織のため【簡単/低価格/確実】を”唯一”合法的に可能としてます。

法適合の法人格持ちなので安心感がすごい
とはいえ、学校から退職する場合、ひどいいじめがあったり、退職しぶりがあることはあまりないです。
というのも、退職案件は校長先生を窓口にしていますが、校長先生も立場的には地域の教育課の課長職に近いので、退職しぶりをして自分の立場を危うくしたいとは思わないでしょう。
強権な私立学校とかの場合には、かなり有効だとは思いますね。
スキルとして英語をみがく
圧倒的な知名度、信頼のあるライザップが運営する英語スクール。 約15万人を超えるボディメイクで培ったノウハウを応用し、 1人1人の課題に合わせて【専属トレーナー】が最適な方法を伝授することで、 効率の良い勉強方法を身に付けて頂くことができます。

あのライザップグループです。苦しいダイエットをやめさせない圧倒的マネジメント力が魅力。
英語ができるだけで、転職難易度は大分下がります。こちらは学校教員を続ける選択も持ちつつ、転職に向けたスキルアップが可能です。
スキルとしてプログラミングを学ぶ
◎短期集中コース・専門技術コースは【転職成功率98%】未経験からITエンジニア転職を求めている方へおすすめのコースです!
最短3ヶ月でのプログラミング学習を可能とするスクールです。

厚生労働省の制度に認定され、補助金の対象にもなるスクールです。
プログラミングは教員におすすめのスキルです。
普段の事務作業を簡単にするだけでなく、IT業界は人員増の流れがきており、異業種ながら転職しやすいのです。スキルアップにはうってつけです。
資格を取得する
資格取得も非常に重要ですが、忙しい教員をやりながら資格取得するのはハードルが高い。
なので通信講座でコツコツ取得しておくのがおすすめです。
教員から転職して実際どうか
教員から転職して、実際どうだったでしょうか。
僕の場合は非常に幸せです。
残業時間がほぼなくなり、家族での会話も増えました。

教員をやっていた頃は、常に心がギスギスしていて、家庭でも居場所がない感じがしていました。心の余裕って大事ですね。
民間の企業は、職場の管理体制が非常にしっかりしており、教員特有の押し付け合いやマウントの取り合いが非常に少ないです。
今一度、教員をやっていくデメリットを振り返しましょう。
- 部活動指導に対してのサポートの少なさと押し付け合い
- 仕事のできるものにどんどん仕事がくる管理能力の不足
- クレーマーの保護者、または同僚との関係性
- 教育困難校ではそもそも指導が成り立たない
- 長時間労働
- 休職した場合のサポート体制の不足
日本の企業の中で、教員だけがなぜか前時代的なブラック労働をし続けています。一歩踏み出せばホワイトな環境で仕事ができますよ。
教員の転職については以下の記事にもまとめていますので、よろしければご覧ください。
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