今回のテーマはデスクの中をいかに使いこなすかです。
デスクが汚い原因は、引き出しの活用が十分にできていないことが関係しているかもしれません。
この記事を読むことで以下のようなことができるようになります。
引き出しを効率よく活用できるので、デスクの上のものを収納できる
机の中のものがどこかにいくことがなくなり、探す手間がないので残業時間も減る
それではまいります。
なぜ机の引き出しの活用が重要なのか
職場のデスクの領域は限られています。
フリーアドレスのオフィスでなければ、自分の場所を増設したりすることはできないですよね。
なので、限られたデスクスペースを有効活用することが重要です。
特に引き出しの中が整っていると、デスクの上にものを乱雑に配置することがなくなります。
使わない物は引き出しの中に仕舞えばいいからです。
ところが、得手してオフィスのデスクを見てみると、デスクにはいりきらないものが所狭しと机上に置かれているのをよく目にします。
これは一体なぜなのでしょうか。
デスクの中の95%は不要なもの
リズ・ダベンポートという方の書籍に、以下のようなものがあります。
机の上はいらないモノが95%―世界一シンプルな整理法
ぜんぶアッという間に片づく本! 読むだけで机まわりも頭の中も超スッキリする、究極の効率化メソッド。机まわりの整理術から、手帳を使った時間管理術まで、あらゆるものを一気にきれいに整理するノウハウが身につきます。
こちらも整理への考え方が変わる良書です。
机の中にものを収納できない原因は、机の中の業務に関係ないものたちです。
特に長時間の勤務がある職場に顕著ですが、オフィスデスクが家のようになってしまう人がいます。
業務に関係ないが、生活するために必要なものがデスクにたくさん入っている。
いっときの安らぎを求めるグッズがたくさんある。
こうしたデスクは本来仕事で使いたいものを十分に収納することができません。
自分のデスクにあるものを、業務で使うものと使わないものに分けてみましょう。意外なほど不用品が見つかると思います。
僕は教員として、たくさんの生徒のデスク整理に関わってきました。すると、実は僕の職場の同僚である先生方も、生理ができていないことがわかったのです。
超効率的で使いやすいデスクを作るために、引き出しの活用は非常に重要なのですが、活用以前に引き出しに余裕がなければどうしようもありません。
そこで、どのようにしたら最強の使いやすいデスクになるのかを、ノウハウとしてまとめることにしました。
机の引き出しが超効率的になるノウハウ
今回は、このノウハウを3つのステップにまとめました。
この通りにやると、誰がやっても使いやすいデスクになります。
ステップ1 机の中のものは8割捨てる【特化させる】
持ち帰るでもいいんですが、まずは業務で確実に使うものを選び出してください。
文房具、書類、電卓・・・さまざまなものがあると思いますが、特に使用頻度の高いものをピックアップします。
爪切り、お菓子、リラックスグッズ。そういった業務上すぐ必要ないものは一旦デスクから出しましょう。
この仕分けが、一番重要です。
職場のデスクを仕事に特化させていくのです。
特化したものは非常に使いやすくなります。例えば、身の回りの使いやすいものって一つの領域に特化していますよね。
ハサミならものを切る、ペンなら書きやすさ。特化したものが使いやすくなっていきます。
捨てられないものもあるでしょうが、一旦家に持って帰って、オフィスからは持ち出しましょう。
ステップ2 引き出しの使用頻度を決める
次はデスクの引き出しに注目します。
デスクの引き出しには、複数の引き出しがありますが、人間の体型上、使いやすいポジションというのは限られます。
自分が一番手が行く引き出しはどこでしょうか。そこに最も使用頻度の多いものを収納するようにしましょう。
僕はデスクの右側の、真ん中の引き出しが、一番スムーズに使えたので、ここに文房具などを収納することにしました。
使用頻度の高い引き出しは、無意識に開け閉めして、整頓の習慣がつきやすいです。
ステップ3 引き出しを領域で仕切り、一目で全てが見えるようにする
これはトレーを置くとかそういうことではなくて、物の占有する領域を決めておいて欲しいのです。
よく整頓=デスクトレーをたくさん引き出しに入れてものを分類することだと勘違いしている人がいます。
実は、デスクトレーも結局モノなので、デスクの空間が占有され、量によっては使いづらさの元になります。
重要なのは、【一目でどこに何があるかわかる】ということです。
一見綺麗に見える引き出しも、モノ同士が重なっていて、したものが見えなかったりすると、探す手間が発生します。
モノの収納場所には必ず何も置かない余白を作り、引き出しを開けた瞬間、中身の全容がわかることが、超効率化には必要です。
上記のステップを心がけてから、帰宅時には机上にないもない状態を作れるようになりました。ものを探す時間が激減し、残業時間も減りました。
超効率デスクの引き出しを作る便利グッズ3選
超効率デスクのために必要なのは、見晴らしです。
全てのものが、一目瞭然でわかる状態。これを作るには、複数の機能をあわせもったプロダクトなどが効率的です。
超効率的デスクにはものを減らすのが一番大切ですが、今回は持つことで新たな価値を生むアイテムを3つ厳選しましたので、紹介します。
おすすめ1 滑り止めマット
サンワサプライ すべり止めマット
僕は仕切りの代わりに使っています。デスクの仕切りにはものを動かさない働きもあります。慣性で、机の開け閉めで中のものが動いてしまうので、こちらを引き出しの底にひいています。
僕は仕切りより滑り止めマット推し
このマットのいいところは、仕切りと違って枠が決まっていないことです。
サイズの変わらない仕切りは、一回導入すると、中に入れる道具のサイズが決まってしまいます。
働いていく中でよりより製品に出会っても、収納できない、なんてことが発生するわけです。
さらに、仕切り板によって引き出しの中が狭くなることもあります。
滑り止めシートは、机の中のものを動かさず固定し、かつ置き場を決めるという大きな価値を提供してくれるのです。
おすすめ2 マグネットポケット
ソニック マグネットポケット
ゴミ箱です。背が低いので、高めの引き出しの内側に貼り付けることが可能。机の上のゴミは、このマグネットポケットの中にビニール袋を入れて、使い捨てのゴミ箱がわりにしています。
デスク内にゴミ箱があると机の片付けが楽です。足元に置いたりしたこともありましたが、引き出しに収めると楽です。
ゴミ箱はデスクに一つあったほうがいいです。そして、ゴミ箱のポイントは入れやすく、動かないこと。
マグネットで固定できるコミ箱でないと、慣性に従ってゴミ箱が動き、倒れたりする原因になります。
スチールデスクであれば、側面に貼ったりするのも良いですが、なんだかみっともなかったので、僕は引き出しの中にゴミ箱を作ることにしました。
おすすめ3 書類収納(縦おきでラベリングできるもの)
セキセイ ドキュメントスタンド A4 ヨコ WOODS STYLE 12仕切り13ポケット
書類はできる限り減らしたいですが、どうしても捨てられない書類を収納するのに使います。
紙は縦置きにして、付箋などでラベリングしたほうが見やすい。
ただ、紙書類は基本的にスキャンしてiPad等で見たほうがいいです。なので、ファイルボックスはもっと安い簡易なものを買っておき、自分が保管する紙書類の量を見極めたほうが良いでしょう。
紙書類のiPadを活用した処分方法については、以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
デスク効率化のためにいますぐできること
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
引き出しはデスク整理の肝です。引き出しの利用を適正に行えば、あなたの業務効率は確実に上がります。
ここまで読んでいただけたあなただからこそ、今回はタスクをお伝えしたいと思います。
ぜひ、机の引き出しの中身を一回出してみてください。
そして、机上に広げたものをじっとみてください。
あなたの仕事を助けてくれるものがその中にありますか。そして、それがあれば仕事ができると感じたものはどのくらいありますか。
直感に任せて、これは仕事に使う!と仕分けをしてみましょう。
一度、持っているものを全て見てみるだけでも、整理は始まります。
引き出しを超効率化して、最高の仕事をしよう
整理というキーワードは日本を代表する企業である、トヨタ自動車も大切にしています。
実は出版されています。
トヨタの莫大な利益を生み出す源泉は、実は片づけにあった、という感じの、会社単位で行っている整理術が、図解でまとまっています。
図解なので整理方法がすぐにわかり、取り入れやすいです。
僕も読んでみましたが、整理に関する理解度が大きく上がりました。
また、こちらの書籍はAmazonのKindle Unlimitedサービス対象なので、月額980円で無料で読めます。
ビジネス書で読めるものが多いので、上記のトヨタの整理を買うなら、こちらを1ヶ月だけとか登録したほうが割安です。
初回登録であれば30日間無料で使えます。
この記事で紹介した引き出し整理を行えば、あなたの業務は大幅に改善されます。引き出しの中にスペースが生まれ、机上のものを収納できます。
デスクの上は考えるためのスペースなので、片付くほどストレスが減り、仕事へのやる気が増えていきます。
意外かもしれませんが、整理について学ぶこと、整理について実践することは、大きな自己投資なのです。
今回の記事に関連して、おしゃれなデスクの作り方を紹介していますので、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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