教員の働き方がブラックだ!
そんなニュースを良く見聞きしますが、原因の一つには部活があります。

今年も運動部の顧問だ
おわた!
という感じで運動部の顧問になるとほぼ人間的な暮らしになりません。
僕が教員からの転職を考えた最初の理由がクラブでした。
例えばですが、夏休み期間として知られる8月について、運動部の顧問になるともれなくお盆4日しか休みがありません。
全部遠征・大会・練習試合です。
なぜこんなことになるのでしょうか、またそれだけ働いたら手当は出るのでしょうか。
今日はそこのところを明確にお伝えしたいと思います。
- クラブ顧問のやばさがわかります。
- やばいうえに給料面でもやばいのがわかります。
- 学校運営上の悪はクラブであることがわかります。
本来生徒の成長にとっても、大きな意味を持つクラブ活動。
しかしその運営は、管理職や国の怠慢でズタボロになっています。
今クラブで苦しんでいる先生もそうでない人も、実態を共有してこれ以上ひどくならないようにしたいですね。
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部活動の顧問をするということは修行と同じ
部活動の顧問としての仕事は、多くの人が思っている以上に大変で厳しいものです。
一般的に、教員が部活動の顧問をする場合、その対価は労働時間に対して非常に少ないというのが事実です。
月の手当てに数千円が追加されるだけ。
それだけで、月間の残業が100時間を超えていくことも割と普通です。
残業代が支払われません!という教員の多くがクラブ活動の従事者です。
こうした現状を知ることは、多くの方々にとって意義深いものとなるでしょう。
クラブ顧問の働き方や手当
まず、顧問が授業後や週末に費やす時間を考えてみましょう。
部活動の指導や準備には多大な時間とエネルギーが必要ですが、その対価は基本的には限られた額しか支給されません。
このため、教員たちは本来の授業業務との兼ね合いもありながら、
部活動の顧問を務めることになります。
その結果、顧問業務に注ぐ時間が長くなればなるほど、
本来の教育業務においても影響を及ぼすことが避けられません。
教材研究や授業研究よりクラブ!という先生もいますね。
クラブが好きでやっている教員からすればいいのかもしれませんが、
やりたくもないのに顧問をしている人からすればたまったものではありません。
部活時間のコントロールは難しい
部活の顧問が部活のスケジュールを管理します。
それであればいくらでも調整ができそうなものですが、
現実には周りの教員や生徒、保護者からの要望を受け、自分の考えを入れる余地がありません。
例えば、

先生!○○学校は大会に向けて、練習を休まずやるみたいなのでうちもやりましょう。
なんて声が上がってくるわけですよ。
さらに、

先生、野球部は休みなく毎日練習しているのに、どうしてバスケットボール部は練習の休みが多いのですか?
大会で結果を出すためにもっとやってくださいよ。
など、部活の運営には保護者がけっこう口を出してきます。
わかりもしねーくせに余計なこというなよ。
さらには、

おい!お前のクラブ練習少なすぎて生徒がかわいそうだ!
生徒はクラブをするために学校に来ているんだぞ!
といった、クラブ活動をすべての生徒と教員が望んでいるという一部のバカ教員が声をかけてきます。
さあこまった、練習したくないのに練習をしなくてはいけないような雰囲気ができ始める。
で、最後は教頭校長から、『俺が若いころは休みなくクラブ指導したものだ』なんて言われるわけです。
想像以上に、クラブを休めないし、休ませない圧力が強いです。
身銭を切って東奔西走
また、部活動の移動費についても一考の余地があります。
連盟の方針や大会の場所によって、交通費の支給額は大きく異なることがあります。
一部の場合では、実際の負担よりも支給される額が少ないことも少なくありません。
(支給されないことも昔はあったが・・・最近は、支給はされるみたい)
こうした状況は、顧問自身の経済的な負担を増大させる要因となります。
というか教員は身銭切りすぎ。
もうちょっとあらゆるものを経費として認めてください。
想像以上のストレスと負担
部活動の顧問をすることは、ただ物理的な負担だけでなく、精神的な負担も伴います。
顧問は部員たちの指導者として、彼らの成長を支えながら様々な困難に立ち向かう役割を果たす必要があります。
大会で結果を出すことも求められます。
しかし、その一方で顧問業務への適切な評価やサポートが行われていないことがあります。
教員不足で休日出勤しても、授業の代替がおらず休めなかったりします。
結果として、顧問の方々はつらさを感じながらも、その継続を余儀なくされるのです。
実際に、部活動の顧問が心労から体調を崩すケースも少なくありません。
過重な業務負担やストレスが原因となり、体調が悪化するケースが報告されています。
このような健康への影響は軽視できるものではなく、教員自身の生活や仕事にも大きな支障をきたすこととなります。
部活の顧問で体を壊すくらいなら転職した方がいい
そうした厳しい現実に直面した際、部活動の顧問が転職を検討することは、一つの選択肢として考えられます。
転職によって、よりバランスの取れた働き方や生活環境を築くことができるでしょう。
教育の世界での経験を活かしつつ、自身の健康と幸福を大切にする道もあるのです。
そういう道の探し方は以下の記事で紹介しています。
部活の顧問を断るのはいばらの道
部活の顧問を拒否することは容易です。
業務としては明らかにおかしいものですから、それに教員にはクラブ顧問をやる義務はありません。
しかし、部活顧問を断るのに徹底抗戦するのは、本当に疲れます。
全クラブバカ教員、管理職を敵に回すことにもなり、非常に厄介です。
引き受けておいて、楽な運用を目指すのも正解だと思うのですが、どの道をいっても嫌われる勇気が必要でしょう。
まとめ
総じて、部活動の顧問業務は決して楽なものではありません。
労働時間に対する対価の少なさ、移動費の問題、心身への負担など、様々な課題が存在します。
その中で、教員たちは自身の選択を慎重に考える必要があります。
バランスを取りながら、充実した教育活動と健康的な生活を両立させる方法を模索することが大切です。
一般的に、教員でないなら残業に対しては割増での賃金が支払われます。
しかし教員は、勤怠4項目に該当しなければ残業の扱いになりません。
働き方として不利なのです。
なのに、どうして教員を続けるのでしょうか。

まあそうはいっても給料高いからなー
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