教員が転職・退職する場合の報告の仕方を紹介します。
教員は慣例を非常に重要視する人が多いので、退職までの具体的な手続きや、管理職への報告の仕方を押さえておくのが無難です。
ちなみに、退職するのはできるだけ、転職先が決まってからにしましょう。
再就職はハードルが高いので、とにかくやめたい!という方は以下の記事を参照してください。
転職の時期はいつでもOK
教員の転職時期については、年度途中でも全く問題ありません。
年度途中の退職については以下の記事でまとめています。
転職の場合もまずは退職という形になるので、退職の報告の仕方について段取りを学んでおきましょう。
退職報告までのステップ
退職の報告をする時期や段取りをまとめました。ステップで確認しましょう。
ステップ1 退職する日を決める
まず退職する日を決めます。これは、転職先の企業との関係や、ご自身の生活の関係もあるので、具体的にいつと決めましょう。
日を決めた後、「何日まではいてもらえない?」と相談されることもありますが、日を決めておかないと報告の際に話が散らかるので、必ず退職日を決めましょう。
ステップ2 退職する日の1ヶ月前に、校長に伝える
退職日が決まったら、必ず校長先生に報告しましょう。
学校で退職関係の報告は必ず校長先生にします。他の先生に先にするとトラブルの元なので気をつけて。
一般的には、教頭先生に「勤務のことで相談したい件がありますので、校長先生に取り次いでいただきたいのですが」と伝え、アポをとってもらうとスムーズです。
忙しくて取り合ってもらえなくても、とにかく報告は必ずしてください。
僕の知り合いで、校長より先に学年が退職のことを知っていて、風の噂で校長に伝わってしまい、激怒されたケースがあります。
教員集団は慣例慣習を重んじるので、気をつけよう。
ステップ3 事務の先生に退職に関わる手続きの書類をもらう
退職の際には、いくつか手続きが必要になります。
この辺りは事務の先生の指示通りにしておけば問題ありません。
自分で報告する場合もあれば、管理職が事務の先生に連絡してくれる場合もあります。
退職の時に気になること
次に、退職の時に気になることをまとめますが、基本全て適当でOKです。
気になる1 まわりからの反応
保護者や生徒、まわりの職員の反応を気にする人もいますが、基本気にしても仕方ないことです。
退職すれば、職場の人との関係は間違いなく切れます。
よほど仲がいい場合であっても切れることがほとんどです。
生徒保護者との関係については、すでに担当ではなくなるあなたではなく、学校や後任の先生が考えることです。
転職直後は覚えることもたくさんで、去った後の職場を気にする余裕はありません。
さっと考えを捨てることが重要です。
気になる2 退職理由について
退職理由を求められる場合がありますが、「一身上の都合により退職します」でOK。
色々余計なことをいう必要はありません。
退職は労働者の権利です。退職するかどうかに理由は不要です。
どうして理由を言えと言われたら、「親の介護です」とでも伝えておきましょう。
気になる3 引き止めに合うことってある?
これはありますね。場合によりけりですけど。
特に法規関係をわかっていない校長先生に多いパターンです。
「教員を辞めるなんてあり得ない」とか、「君がやめたら部活や担任業務はどうなる」とかいう人がいたら、余計なことは言わずに「ご迷惑おかけしますが、意志は変わりません」と伝えましょう。
そういう話をしてくること自体が間違っていますから、本来無視でもいいんですが。
気になる4 嫌がらせに合うことってある?
管理職でたまにいます。ひどい場合には、退職代行サービスで弁護士をつけられるところを探しておくと、「違法ですよ」とはっきり伝えられます。
退職関係でめんどくさいことを言われたら、退職代行で退職するのも手ですね。
基本的にはスムーズに退職できる
退職する際に色々なドラマがある場合もありますが、ほとんどの場合はあっさり退職できます。
教員を辞めたいなと思ったら、サクッと退職するのも手です。
この「辞められる」という感触はいつでも持っておきましょう。
教員をやっていると、恐ろしく黒い働き方に遭遇する場合もあります。この時、体調を壊したり、心を病んだりしたら、人生の全てがひどいことになります。
職場は所詮仮の宿に過ぎません。気にし過ぎないのが一番なのです。
転職がしたくなったら
転職がしたい!と思った時の手続きや戦略は以下の記事にまとめています。
網羅的にいろんなケースについて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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